まりつき切手の買取価格と詳細
切手趣味週間の7回目に発行されたのは、こちらの「まりつき」切手で、発行日は1957年11月1日、合わせて850万枚が発行されました。
描かれているのは江戸時代の浮世絵師、鈴木春信が18世紀に描いた「まりつき」の絵が採用されています。
まりつき切手が発行された時期は、日本にちょうど切手収集のブームが訪れていた時期に重なります。誰もが切手の収集を楽しむ中で最も注目されていたシリーズが「切手趣味週間」であり、見返り美人や月に雁に代表される有名なプレミア切手が重宝されるきっかけにもなりました。
そんな切手ブームの渦中に発行されたまりつき切手は、最初は800万枚が発行される予定でしたがすぐに完売したため、急遽50万枚の増刷が決定しました。
一概にはいえませんが、切手趣味週間シリーズはビードロを吹く娘や市川蝦蔵辺りからだんだんと価値が下がってしまい、こちらのまりつき切手からは1枚あたり買取価格は15円~100円前後となってきます。
切手買取店ではだいたい20円くらいの買取価格が平均ですが、初日カバーであれば価値は少し上がります。
まりつき切手の買取価格(価値)が下がっていった理由
ビードロを吹く娘や市川蝦蔵以降から切手趣味週間シリーズはの価値(買取価格)が下がっていって理由は切手収集ブームに起因します。
当時は誰もが切手収集を楽しんでおり、新しい切手が発売されるとなると販売前から話題になっていたのです。
もちろん発売当日は郵便局に長蛇の列が出来、マスコミや警察なども集まり、怪我人まで発生してしまうほどの混乱ぶりとなるのです。
需要の圧倒的な増加に困った郵政省は、需要に追いつけるよう「切手が足りなければ何部でも増刷する」主旨を発表します。
希少であるからこそ挙って切手を買い求めていたのにも関わらずいくらでも増刷されるため、やがて切手を集める人は少なくなり、切手ブームは終わってしまいます。
切手ブームの最中はこちらのまりつき切手の価値も倍以上に膨れ上がっていたのですが、ブームの終了に伴い価値は下降してしまったのです。
古い切手ですのでそれなりの価値はあるものの元々の発行数も多いため、今でもまりつき切手の買取価格はそれほど上がっていないのです。
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