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凹版切手とはどういう意味?

切手用語集

凹版切手(おうはんきって)とは?

凹版切手(おうはんきって)について

「凹版切手」(おうはんきって)とは、凹版印刷で作られた切手のことを指します。

凹版印刷・・・切手の印刷技術のひとつで、金属彫刻を作り、そのくぼんだ部分にインクをセットし、紙と圧力をかけて印刷していく方法です。切手図柄の金属彫刻を作らなければいけないので手間が掛かりますが、その代わりに偽造がしにくく、切手や収入印紙、紙幣の印刷にも向いています。

実は世界で初めて登場した切手「ペニーブラック」においても凹版印刷の技術が用いられており、まさに切手とともに歩んできた、非常に歴史の長い印刷技術だといえます。

日本で初めて発行された切手「竜文切手」においても凹版印刷が使われていますが、同じ凹版切手の中でも少し印刷技術が異なるため、また違う風合いに仕上がっています。

凹版切手の中には、買取価値が高い切手も多数ありますので、凹版切手のコレクションをお持ちで買取を検討されている場合は、専門性の高い切手買取業者へ依頼することをおすすめ致します。

凹版印刷は、高度な金属彫刻の技術が必要で、かつ製造にかかるコストも高くなりがちなことから、近年ではあまり発行されていませんでした。

ですが、2016年1月8日、日本の切手の中では12年ぶりとなる凹版切手「日本の建築シリーズ」が発行されました。日本の建築シリーズの切手帳には、多色印刷版のほか、伝統的な単色での凹版印刷を再現した切手も封入されており、日本の切手の歴史を振り返ることができる一枚です。

近年に発行された切手ですので、切手買取での買取相場は主に額面ベースとなる可能性が高いですが、切手帳だとある程度まとまった買取価格も期待できます。

また、スウェーデンは凹版切手の発行が比較的盛んな国で、切手のデザインを重視する愛好家からも高い評価を受けています。

切手買取業者だと、外国の切手でも買取してくれるケースが多いので、金券ショップで買取不可となってしまった外国切手などに関しても、一度問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

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