切手買取業者徹底比較ランキング

大蔵省印刷局とはどういう意味?

切手用語集

大蔵省印刷局とは?

大蔵省印刷局について

大蔵省印刷局(おおくらしょういんさつきょく)とは、かつて切手や紙幣の発行を行っていた、日本の印刷局です。現在の「独立行政法人国立印刷局」の前身にあたります。

大蔵省印刷局は、1871年(明治4年)に大蔵省の管轄にて、日本の紙幣製造・発行を担う印刷局として誕生しました。

ただ、当時の日本の印刷技術はそれほど高くなく、しばらくの間、ドイツやアメリカへ紙幣の製造を依頼していたそうです。このとき、西洋の近代的な技術を学ぶため、西洋やアメリカからお雇い外国人を招き入れていたのは有名ですね。

そのときの技術者のひとり、ドイツの印刷会社出身の「エドアルド・キヨッソーネ」は、日本の印刷技術の発展に大きく携わり、多数の紙幣や切手を手掛けていたことで知られています。

大蔵省印刷局は、最初は紙幣の製造・発行を目的として誕生した印刷局でしたが、翌年(1872年・明治5年)になると、郵便切手や政府刊行物などの製造も行うようになります。

切手がどこで印刷されていたかは、切手の「銘版」で確認することが出来ます。ここに「大蔵省印刷局製造」と記されていれば、大蔵省印刷局で作られていた切手であることが分かります。
切手の銘版は発行されていた時代によって異なりますので、他にも複数種類の銘版が存在しています。

切手の買取価値は、銘版がついていれば上昇する場合が多いので、切手買取を検討されている場合、切手と銘版は切り離されないことをお勧め致します。

1971年、大蔵省印刷局の創立100周年を記念して、東京都に「お札と切手の博物館」が開かれました。

ページ上部へスクロール