後押し(あとおし)とは?
カシェとは、切手の初日カバーに描かれているイラスト(あるいは写真)のことです。切手に関連するイラストが描かれており、例えば、東京オリンピック記念切手の場合は「国立競技場」がカシェとして採用されています。
切手のデザインを担当した画家がカシェのために絵を描き下ろしたり、美術館・博物館などから実際の切手意匠として使われた画像が提供されることもあり、カシェの存在によってより初日カバーを楽しむことが出来ます。
また、カシェは印刷・販売されたものの他に、自作のものも数えることが出来ます。
カシェは1920年代のアメリカで始まり、日本では1940年代頃から作られ、その後切手ブームの際に広く流行しました。カシェ入り封筒は郵便局が毎回発行しているわけではなく、印刷は他の版元が行うことが多いです(海外では郵便局自らがカシェ封筒を発行している国も多いです)。
カシェ入りの初日カバーも切手買取の対象となっていることが多く、消印が押されているため有価証券としての価値はないものの、収集品としてある程度の買取価格が付くことも多いです。