【天安門図】切手の買取価格や価値を詳しくご紹介します

天安門図切手は、第1版が1950年1月に発行されてから、同年3月に「旅大貼用」、同年10月には「第3版・北京人民用」などと、瞬く間に様々な種類が発行されていきました。

どれも同じ天安門図の図柄が採用されていますが、額面の違いによって色合いは様々で、赤紫や黄色、緑色など、数多くのカラーバリエーションがあります。

さらに、それぞれが「東北貼用」「華東税務版」と細分化され、それぞれで買取価格(価値)も大きく異なります。

プレミア中国切手として有名な「天安門図」切手ですが、上記のような細分化により種類が膨大な事もあり、 画像付きで紹介したいのですが画像を揃える事が困難でしたので、できるだけ分かりやすく文章で価値や買取価格を伝えさせていただきます。

まず、天安門図の中で特に価値(買取価格)が高い種類として知られるのは1951年4月18日に発行された「北京高額凹版」です。

普通の天安門図切手の額面は大体数百元から数千元が一般的ですが、「北京高額凹版」は切手の額面が1万元から20万元と非常に高額になっています。

「北京高額凹版」の様々な条件下での参考買取価格をまとめてお伝えすると、

このように、「北京高額凹版」の買取価格は非常に高価だという事が分かるかと思います。

ですが、価値の高い天安門図切手は「北京高額凹版」だけではありません。

確かに、数十万円の買取価値がある天安門図切手となると、北京高額凹版くらいではありますが、他の天安門図切手も、一枚あたり数万円の買取価値を秘めているものが沢山ありますので、ご紹介したいと思います。

前述にもあるように、天安門図切手の種類が膨大な事から、全て個別に買取価格をご紹介するのは困難ですので、ここでは、「天安門図がシリーズ単位で全種類揃っている」場合の参考買取価格を掲載致します。

上記でご紹介したのは、”シリーズを合計した場合の買取価格”ですが、単体でも買取価格は数百円前後のものから、1万円以上になる種類もあります。

例えば、「天安門図第3版（北京人民版）」は、7種完で2万円前後の買取価格が期待できますが、その買取価格のうち7割は「200円切手」1枚の価値なのです。

他にも1950年に発行された「天安門図旅大貼用切手」の10円切手でも、縦ペアで中間の目打ちがもれている物は、3万円前後の買取価値も見込めます。

さらに、天安門図切手はエラーが頻出した切手としても知られていますので、更に高い買取価格に化けるケースもあります。

このように、天安門図切手それぞれの種類は分からなくても、「何となく価値のありそうな切手」とというのは感じていただけるかと思います。

買取価格が高い切手である程切手買取業者ごとの買取価格差も顕著に表れる事になります。

特に価値の高い「天安門図切手」のまとめ売りともなれば、買取業者ごとに数万円前後の買取価格差が生まれることも珍しくありません。

更に、中国切手はアンティーク価値の変動の影響からも買取相場がとても上下しやすく、更には贋作も出回っている切手です。

もし「天安門図切手」切手をお持ちで、買取を検討されているのであれば、複数の切手買取業者で相見積もりを取ることを強くおすすめ致します。

メール査定であれば、WEBサイトのフォーマットに入力するだけで簡単に買取価格を質問することが出来るので、5分もあれば買取価値を問い合わせることが可能です。