【紅楼夢】切手の買取価格や価値を詳しくご紹介します

プレミア中国切手として有名な「紅楼夢(こうろうむ)」切手は1981年に発行された中国切手で、12種類の通常切手、そして小型シートの系13種類の切手として発行されました。

額面は小型シートが2分で、12種完の切手のほうは4分・8分・10分・20分・30分・40分・80分という額面で発行されました。

紅楼夢切手の編号は"T69"で、小型シートの場合になると編号は"T69m"になります。

この事からも、プレミアがつく中国切手の中でもだいぶ後期に発行された切手という事も分かり、買取相場の影響を受けやすい編号"革"の時代とは若干ずれていますので、買取価格も安定傾向にあります。

小型シートの紅楼夢切手は140ｍｍ×78ｍｍもの大きさを誇り、中国切手の中でもかなり大型の切手だといえるでしょう。

さて、「紅楼夢切手」中国切手の買取でも高い買取価格がつくことでも有名ですが、これは単片ではなく主に"紅楼夢小型シート"の買取の事を指します。

先に、小型シートと単片の買取価格についてまとめた内容を紹介します。

買取価格を紹介するとこのような感じですね。

単片であっても人気自体は高いので額面以上の買取価格が期待できるのですが、やはり小型シートと比べると買取価格は大きく見劣りしてしまいます。

そして、紅楼夢小型シートであれば使用済み状態でも一枚辺り1000円～3300円前後の買取価格がつく場合もあります。

ただし、買取後の再販先が中国切手収集家の方であれば消印付きでも好まれやすいのですが、もし紅楼夢作品のコレクターズアイテムとしての扱いとなると、使用済みの切手はあまり好まれなくなるため、値段が付くかつかないかは買取業者によって大きく割れるでしょう。

そもそも、紅楼夢小型シートに限らず使用済みの切手自体買取が難しいケースも多いので、様々な切手買取業者の無料問い合わせを活用して、相見積もりを取ることをおすすめします。

こちらの切手の題材となった「紅楼夢」とは、18世紀頃に書かれた中国の長編小説です。

その人気たるや、ホンミー(紅迷)と呼ばれる熱狂的なファンを多数生み出し、古典小説の多くが迫害された文化大革命の時代であっても、歴史的小説として毛沢東直々に読書を薦めていた程です。

中国本土では幾度もドラマ化や舞台化化が行われるほどの名作で、西遊記などと並ぶ"中国五大小説"として知られています。

紅楼夢を題材にした切手は、例えば1998年発行の「中国古典小説・紅楼夢(台湾発行)」切手や、1999年発行「文学と人物・紅楼夢(マカオ発行)」など、中国の他にも世界各国で発行されています。

そのため、お手持ちの切手がこちらの紅楼夢切手に当てはまらない場合、中国～外国切手まで視野を広げてお探しになるのが良いかと思います。