国際文通週間切手の価値と買取価格はどれくらい?
国際文通週間とは文通や手紙のやり取りによって国ごとの理解を深め合い、世界の平和に貢献することを目的とした週間のことです。
国際文通週間を記念して日本は毎年記念切手を発行(名称:国際文通週間にちなむ郵便切手)しており、第一回目に有名な浮世絵師である歌川広重の「東海道五十三次」が採用されたことで世界的な注目が高まり、以降現在まで毎年発行を続けています。
東海道五十三次の次には、これも浮世絵で世界的に有名である葛飾北斎の冨嶽三十六景が採用され、その後も代々大和絵や浮世絵など日本的な図柄を中心に展開しています。
国際文通週間についてですが、万国郵便連合結成日である10月9日を含めた1週間に設定されており、世界的に見て毎年継続して記念切手を発行しているのは日本とタイのみになります。
国際文通週間の切手は記念切手または特殊切手扱いとなり、発売日に郵便局の窓口もしくは通信販売でその年のシリーズを購入することが出来ます。
しかし発行枚数に制限があり、またその年でないと購入できないことから国際文通週間の中にはプレミアがついている切手もあり、切手買取でも高値で売れることがあります。
国際文通週間切手は今までに幾度も発行されていますが、全ての価値が同一というわけではなく種類によって買取価格は大幅に変わります。
中でもプレミア切手として有名なのが「桑名」や「蒲原」で、国際文通週間シリーズの中でもかなり高い価値が期待できます。
また、国際文通週間切手でもバラ切手の他にシートももちろん存在し、シート状態かつ美品であるほど買い取り価格はよくなります。
ですので、国際文通週間シリーズの切手をお持ちであれば、まずはこのページでどれくらいの価値があるかを確認してみてください。もし状態等も加味した正確な国際文通週間切手の買取価格や価値を知りたければ、下記の方法を試してください。
【おすすめ】切手買取業者の評判はこちら
-
買取福ちゃん
【買取福ちゃん】切手買取データ早見表- 切手の買取価格
- スタッフの対応
- 対応のスピード
- 業者としての信頼性
- 口コミ・評判
-
バイセル
【バイセル】切手買取データ早見表- 切手の買取価格
- スタッフの対応
- 対応のスピード
- 業者としての信頼性
- 口コミ・評判
国際文通週間切手の正確な買取価格を調べる方法
このページでは一覧リストで国際文通週間切手の買取価格を説明していますが、素人では手持ちの記念切手の種類を判別する事も難しいです。
そして、ここではあくまでも記念切手の目安の買取価格(価値)ですので、簡単かつ楽に記念切手の正確な買取価格を知る方法をご紹介します。
その方法とは、切手買取業者にメール査定を依頼するだけです。
シンプルな方法ですが、この方法は非常に合理的で、切手は写真さえ送れば正確な査定が可能なので、これだけで専門家に国際文通週間切手を査定してもらえます。
特に、価値が高い事を知っている国際文通週間切手をお持ちであれば、一度メール査定にて正確な査定をしてもらう事をおすすめします。
そして、メール査定であれば買取自体も簡単に断れのも安心できるポイントですね。
記念切手をメール査定してもらうのにおすすめの切手買取業者は次のページを参考にしてください!
国際文通週間切手の買取価格と概要の一覧
では、国際文通週間切手の買取価格や概要を紹介していきます。(発行年代順)
国際文通週間切手名をタップ(クリック)するとスクロールします。
-
国際文通週間-東海道五十三次
-
国際文通週間-富嶽三十六景
-
国際文通週間-錦絵(明治文明開化期)
-
国際文通週間-大和絵(鳥)
-
国際文通週間-日本人形
-
国際文通週間-歌舞伎役者
-
国際文通週間-絵巻物
-
国際文通週間-屏風絵
-
国際文通週間-花鳥画と浮世絵
-
国際文通週間-東海道五十三次
-
国際文通週間-国際連合加盟50周年記念(2006年)
-
国際文通週間-日本画
国際文通週間-東海道五十三次の価値と買取価格
国際文通週間で第一回目に発行され、その日本画の美しさで世界的な注目を浴びた切手が、歌川広重が描いた東海道五十三次です。第一回目となる1958年に発行された京師も人気ですが、最も価値が高いのは1960年発行の蒲原、次いで1959年発行の桑名です。蒲原の価値は高く、単片であれば200円程度となりますが、シートであれば1万円位の買取価格となることもあります。
国際文通週間-富嶽三十六景の価値と買取価格
「富嶽三十六景」とは葛飾北斎が描いた浮世絵で、文通週間としては1963年から1969年まで取り上げられました。特に1963年に発行された神奈川沖浪裏は知名度があるため切手も人気で、冨嶽三十六景の中では最も価値が高くなっています。ですが買取面でいえば東海道五十三次には届かず、神奈川沖浪裏の買取価格は美品で100円程、その他の種類も額面程度となります。
国際文通週間-錦絵(明治文明開化期)の価値と買取価格
錦絵とは江戸時代に確立した浮世絵で、文通週間の切手としては1970年から1972年にかけて発行されました。1970年発行の駅逓寮図、1971年鉄道馬車図、そして1972年の永代橋とありますが、価値はどれも同じくらいで、大体額面程度に収まります。ですが額面で考えても1枚辺り50円の価値は必ず持っている切手ですので、沢山見つかればかなりの買取額になるかと思います。
国際文通週間-錦絵(明治文明開化期)の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
1970年・駅逓寮図並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
-
1971年・東京鉄道馬車図並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
-
1972年・永代橋の真景並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
国際文通週間-大和絵(鳥)の価値と買取価格
大和絵とは平安時代に発達した日本画の様式を指し、有名な作品として源氏物語絵巻などがあります。ですが文通週間シリーズは鳥の大和絵をテーマとした期間のため、雪村周継筆の「松鷹図(松に鷹)」などが発行されていました。買取価格はどれも額面ベースですが、1981年発行の「双鳩図」は額面130円と少々高くなりますので、買取価格もそれなりになります。
国際文通週間-大和絵(鳥)の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
1973年・群鶏図(50円)並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
-
1974年・松に鷹(50円)並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
-
1975年・孔雀葵花図(50円)並品額面ベース美品額面ベースシート~500円
-
1976年・鳶烏図(100円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1000円
-
1977年・花鳥図(100円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1000円
-
1978年・山鳥図(100円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1000円
-
1979年・深山大沢図(100円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1000円
-
1980年・鶴図(100円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1000円
-
1981年・双鳩図(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
国際文通週間-日本人形の価値と買取価格
1982年から1987年は日本人形を題材としての発行で、こちらの切手もほとんどが額面ベースの買取価格になります。ですが1987年に発行された文通週間切手は130円の元宵観燈、そして150円宴の花の2種類があり、150円の方は国際文通週間シリーズの中でも最も額面が高いため、複数枚またはシートで見つかればまとまった買取価格も期待することが出来ます。
国際文通週間-日本人形の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
1982年・遊楽(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1983年・地久(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1984年・瀞(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1985年・清泉(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1986年・大森みやげ(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1987年・元宵観燈(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1987年・宴の花(150円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1500円
国際文通週間-歌舞伎役者の価値と買取価格
文通週間で1988年に発行された切手は歌舞伎座100年の年で、歌川国政の岩井粂三郎の千代、そして歌川豊国の佐々木巌流が取り上げられました。これまで文通週間切手は毎年1種類のみが発行されていましたが、前年の1987年から額面違いで複数枚が発行されるようになります。買取価格はどちらも額面ベースですが、シートは額面800~1200円位とまとまった金額も期待できます。
国際文通週間-歌舞伎役者の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
千代(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
佐々木巌流(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
国際文通週間-絵巻物の価値と買取価格
有名な源氏物語絵巻や鳥獣人物戯画などが採用されたシリーズがこの辺りになり、額面は毎年80円と120円の2種類、それぞれ1000万枚ずつが発行されました。価値はこちらも額面ベースとなり、どれも同じくらいの希少性に留まっています。1990年発行の鳥獣人物戯画は額面2種類に同じ絵柄が採用されていますが、目打ちの色を変えることで異なった印象に仕上がっています。
国際文通週間-絵巻物の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
1989年・宿木(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
1989年・竹河(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
-
1990年鳥獣人物戯画(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
1990年鳥獣人物戯画(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
-
1991年伴大納言絵巻(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
1991年伴大納言絵巻(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
-
92年平治物語絵巻一(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
92年平治物語絵巻二(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
-
1993年・紀貫之像(80円)並品額面ベース美品額面ベースシート~800円
-
1993年・小大君像(120円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1200円
国際文通週間-屏風絵(遊楽図)の価値と買取価格
文通週間の屏風絵シリーズは1994年~1995年と2年間しかありませんが、額面ごとに3種類ずつ、2年で6種類の切手が発売されました。抜きんでた希少性はなく買取価格も額面程度になる可能性が高いですが、シートで見つかれば一枚1000円前後の買取価格も期待できます。遊楽図とは桃山~江戸初期に流行した風俗画のことで、切手には囲碁やかるたで遊ぶ様子が採用されています。
国際文通週間-屏風絵(遊楽図)の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
士女遊楽図屏風・双六(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
士女遊楽図屏風・将棋110円並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
士女遊楽図屏風・囲碁130円並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
月次風俗図屏風・貝合せ90円並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
月次風俗図屏風・羽根突110円並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
松浦屏風・かるた(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
国際文通週間-花鳥画・浮世絵の価値と買取価格
文通週間の花鳥画・浮世絵は96年~99年まで取り上げられたシリーズで、一年に3種類ずつ、かつ各連刷ペアでの発行となったため種類としてはかなり多く、葛飾北斎、安藤広重など著名な浮世絵師の作品が多く取り上げられているシリーズです。買取価格は額面ベースですがコレクター向けに売買するのであれば、連刷ペアは切り離さないそのままの状態で売ることをおすすめします。
国際文通週間-花鳥画・浮世絵の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
1996年・隠田の水車(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
四季草花図小屏風(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1996年・凱風快晴(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
四季草花図小屏風(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
96年・相州箱根湖水(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
四季草花図小屏風(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1997年・保土ヶ谷(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
97年・四季花鳥図巻(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1997年・亀山(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
97年・四季花鳥図巻(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
隅田川堤雪の眺望(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
97年・四季花鳥図巻(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1998年・紅葉小禽図(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1998年・櫟に鸚哥図(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1998年・雪中鴛鴦図(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
98年・雪竹に錦鶏図(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
1998年・芍薬郡蝶図(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
98年・薔薇に鸚哥図(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1999年・上総の海路(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1999年・芙蓉に雀(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
1999年・山下白雨(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
1999年・菊に虻(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
99年・深川万年橋下(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
1999年・牡丹に蝶(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
国際文通週間-東海道五十三次の価値と買取価格
文通週間発行当初、高く評価された東海道五十三次シリーズが、2000年から再び始まりました。額面違いで年間3種類ずつが発行されましたが、各1000万枚発行の年もあれば、300~400万枚の発行数に留まった年もあります。近年の切手ですので発行数によって希少性は変わらず大体額面程度の買取価格となりますが、種類があればコレクション品としての評価が付くこともあります。
国際文通週間-東海道五十三次の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
2000年・岡部(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2000年・舞坂(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2000年・岡崎(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2001年・原(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2001年・大磯(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2001年・阪之下(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2002年・由井(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2002年・庄野(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2002年・戸塚(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2003年・川崎(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2003年・宮(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2003年・大津(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2004年・平塚(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2004年・四日市(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2004年・土山(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2005年・丸子(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2005年・水口(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2005年・品川(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
国際文通週間-国際連合加盟50周年記念(2006年)の価値と買取価格
東海道五十三次シリーズが続いていた文通週間ですが、2006年は国際連合加盟50周年という特別な年であったため、画家・佐和貫利郎氏が手掛けたオリジナルデザインの切手が発行されました。地球とコスモス、そして左上には国連のシンボルマークが表記されており、90円切手が400万枚、110円は300万枚発行です。近年発行の切手のため、買取価格は額面ベースとなります。
国際文通週間-国際連合加盟50周年記念の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
額面:90円並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
額面:110円並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
国際文通週間-日本画の価値と買取価格
2010年からは日本画が再び取り上げられるようになり、伊東深水や鏑木清方、上村松園の美女作品が中心となって発行されました。近年発行の切手のため買取価格は額面程度ですが、シートは10枚で構成されており、複数枚あればまとまった買取価格も期待できます。ちなみに2013年の文通週間シリーズからは再び、歌川広重画の東海道五拾三次シリーズが再開されています。
国際文通週間-国際連合加盟50周年記念の買取相場リスト
-
額面 / 種類名並品美品シート
-
2010年・三千歳(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2010年・野崎村(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2010年・牡丹雪(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2011年・鼓の音(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2011年・楽屋(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
たけくらべの美登利130円並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円
-
2012年・初東風(90円)並品額面ベース美品額面ベースシート~900円
-
2012年・春芳(110円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1100円
-
2012年・吹雪(130円)並品額面ベース美品額面ベースシート~1300円